任期満了に伴い4月1日(金)告示、4月10日(日)投開票で行われる神奈川県議会議員選挙。今回、本紙では厚木市・愛甲郡選挙区で出馬予定をしている候補者6人に「県政と県の現状をどのように考えているか」についてそれぞれ取材をした(1月18日現在、本紙調べによる)。
厚木市
この選挙区では、3議席を5人で争うことになりそうだ。現職では、7期目を目指す自民党の堀江則之氏(67)と、前回の選挙で初当選を果たした民主党の鈴木裕二氏(41)の二人が立候補を表明。神奈川ネットワーク運動の山本裕子氏は出馬しない。
堀江氏は「照一隅の政治を拓く。今回のスローガンは、改革力前進!『安心・安全な社会を目指して』、国と地方の役割分担(地方分権)を着実に進めていきたい」と話した。
また、鈴木氏は「行財政改革を断行するも、もうすぐ限界だ。国・県・市の役割分担を見直し、小さい県庁に変える必要がある。二重行政を解消し議員と職員の大幅削減を目指していく」と話した。
新人では、現厚木市議会議員の佐藤知一氏(41)が民主党の公認候補として出馬を表明。また、現市議会議員の山口貴裕氏(37)は無所属で、同じく現市議会議員の山本智子氏(53)は神奈川ネットワーク運動の公認として、それぞれ立候補を表明している。
佐藤氏は「税収も落ち込み県の現状は厳しい。世襲と多選の議員が既得権益にしがみつき改革を阻んでいる現状がある。在野(民間の活動を活かすなど)から街づくりをするべきだと考える」と話した。
また、山口氏は「県下全体の行政機能・施設が分散している。都市インフラの整備に伴い、第二県庁を県央に整備し、施設などを集約することで、県全体のスリム化、利便性強化につながると思う」と話した。
山本氏は「分権を進め地域力を高める必要がある。また、若者の働く場の確保と将来に希望が持てる社会環境の整備が急務で、子育て支援も地域に合わせた施策が必要である」と話した。
同選挙区の昨年12月2日現在の有権者数は、17万8268人(男性/9万2526人・女性/8万5742人)。前回の投票率は37・43%だった。
愛甲郡
現職で3期目を目指す馬場学郎氏(63)がすでに立候補を表明しているほかは、特に目立った動きはなく、前回と同様、無投票当選となる可能性が高い。
馬場氏は「3兆円を超える借金を抱える中、行政サービスを低下させることなく財政健全化を図るとともに、県民のための県財政改革を推し進めなければならない」と話した。
同選挙区の昨年12月2日現在の有権者数は、3万6262人(男性/1万8975人・女性/1万7287人)。前回は無投票だった。
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