市民52人が舞台で躍動 厚木版「シンデレラ」が上演
市民参加ミュージカル「シンデレラ」が12月11日、厚木市文化会館で上演された。公募から選ばれた52人の市民キャストが、練習を積み重ねた演技をステージで繰り広げ、劇場に集まった1200人の観客を楽しませた。
このミュージカルは、「あつぎ市民芸術文化祭」の一環として2年に1度上演されているもの。前回は、民話「大山の天狗さま」が演じられている。
キャストは全員、7月のオーディションで選ばれた厚木市民。今年は、小学3年生から74歳までの幅広い年代の市民が出演。全20回に及ぶ練習を重ね本番を迎えた。
ステージでは、歌や踊りのほか、ジャグリングなどのパフォーマンスも披露。クライマックスでオリジナルソングを歌い終えると、客席から惜しみない拍手が送られた。
王子役を熱演した青柳揚文さん(27・林在住)は「今日まで苦労しながら積み重ねてきた稽古の成果を出すことができた。今まで一番の出来事だったと思います」と満足そうな笑顔で感想を話した。
ミュージカルの制作を担当したのは、「白雪姫」や「あかずきん」などの児童演劇を専門とする「劇団東少」。シンデレラの物語に独自のアレンジと楽曲を加え、「夢」「希望」「幸せ」をテーマとしたオリジナルの厚木版「シンデレラ」となった。
孫と2人でミュージカルを楽しんだ石原幸子さん(71・鳶尾在住)は「劇場で見ると迫力があり、とても感動した。孫の思い出にも残るすばらしいミュージカルだったと思う」と笑顔で話していた。
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4月19日