多くの住民が参加した
愛甲公民館で10月20日、愛甲地区の地域住民を対象に「住居表示説明会」が開かれ、住民およそ２００人が参加した。会場に入りきらないほどの住民が訪れ、関心の高さをうかがわせた。
この説明会は、厚木市が11月5日に施行する同地区１５９・０haの地番変更に伴うもの。厚木市と作業業務を委託しているスリーエム技研（株）が共同で実施。
説明会当日は、市職員が一通り変更手続きの流れを説明した後、質疑応答が行われた。免許証や車検証の手続きに関する質問が多く上がっていた。事業主などからは「社判や伝票などを作り直さなければならないから大変」と嘆く声も聞かれた。
参加した愛甲在住の高澤浩通さん（68）は、「面倒な手続きが多いがこれからやっていくしかない。完全に切り替わり、落ち着くまでは辛抱」と話した。
市まちづくり指導課は、「訪ねてくる人が分かりやすいように、11月中に電柱に案内板を立てる。郵便物の誤配防止と緊急車両の到着が容易になる」と表示変更後の利便性を話したが、住民とは温度差があるようだ。今後の市内の住居表示の変更については、「地域や時期は限定していないが、いずれは他の地域でも変更の可能性はある」とした。
今回の同地区の変更世帯数は、約４０００世帯、人口約８６００人が対象（10月1日現在）。住居表示の表し方は、番地から街区符号と住居番号に改める。新住所は、愛甲1丁目から4丁目、愛甲東1丁目から3丁目、愛甲西1丁目から3丁目になる。
説明会は、27日（土）と28日（日）にも同公民館で午前10時30分から開かれる。
問合せは、市まちづくり指導課【電話】０４６・２２５・２４２０へ。
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