神奈川県自然環境保全センター(七沢657)が今春の県内スギ花粉飛散量について予測。「昨春と比べて大幅に増加し、例年よりも多くなると予想される」と発表した。
同センターは毎年、厚木市をはじめ愛川町、清川村、南足柄市など県内のスギ林30カ所で花粉を飛散させる雄花の着花量を調査。各場所で40本のスギを抽出し、双眼鏡や望遠鏡を用いて4ランク(0点・10点・50点・100点)に分けて判定する。その平均値をもとに翌春の飛散量を予測する。
昨年11月に行った調査によると、平均値は66・0点。過去最高であった2010年の75・3点は下回ったものの、2011年の20・7点を大幅に上回った。この数値は1997年に調査を開始して以来、15年間の平均値43・0点に比べても多く、過去5番目に高い結果となった。
一般的に雄花の着花形成は、前年夏の気象条件との相関が高く、高温少雨で日照時間が多いと雄花が多く着く傾向があるという。平年に比べ、2012年7月の平均気温は102%、降水量は84%、日照時間は119%だった。また8月も平均気温が105%、降水量は36%、日照時間は143%で、雄花が多く着花する条件がそろっていた。
1月14日に雪が降ったものの、「県内山間部は多く雪が降っておらず、またこの時期の雪で飛散量が減るなどの影響はない」と同センターは分析している。
県央地域県政総合センターによると、厚木市内の森林面積は2644・22ヘクタールで市域面積の約28%を占めている。そのうち、およそ500ヘクタールがスギ林。
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