体感治安の目安の一つとなるのが、街中の落書き。市では2014年度から「落書きをさせないまちづくり」に着手。昨年5月には落書き被害に遭った際の対応を記したマニュアルを作成し、市職員によるパトロールを実施している。
それでも市の調査によると、今年3月末時点で222ヵ所の落書き被害が発生。市では落書き消しの活動をより多くの人に知ってもらおうと、今年度から行政提案型の市民協働事業「落書き消去活動等体験事業」をスタート。主に若年層に落書き消しを体験してもらい、環境美化の学習やボランティア精神を醸成するのが目的だ。その初めての活動が、6月11日に行われた。
活動場所となったのは、市内下依知・金田の堤防道路付近。ガードレールへの落書き被害が多い場所だ。
この日は協働事業を主催する市内のボランティア団体、エコ・アップあつぎ(井寛明代表)のメンバー7人をはじめ、睦合中学校写真自然科学部の部員9人、星槎国際高校厚木学習センターの生徒4人が参加。4カ所に分かれて作業に臨んだ。
「楽しく作業してもらおう」とエコ・アップあつぎが用意したのは、高圧力の水鉄砲。中でもタンクと一体となったタイプに描かれているのは、あゆコロちゃんと車両通行止めの標識マーク。「ゴーストバスターズじゃなくて、落書きバスターズ」と話すのは、水鉄砲を準備した成瀬博志さん。「みな楽しんでやってくれている。環境美化に興味を持つきっかけになれば」と訴える。
一緒に作業していた星槎国際高校の生徒たちは、地域の問題解決の授業の一環で、昨年から同団体の活動に参加。男子生徒のひとりは「きれいになっていくのは壮観です」と笑顔に。落書き消しは初めてという睦合中2年の高足征弘君は「落書きが消せるというのが新しい発見だった。また参加したい」と話した。
市民協働による同活動は、市内他地区で10月と来年2月にも予定されている。
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