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連携・協力から協働へ 厚木市立依知南小学校長 中川 洋太

政治

公開:2017年2月17日

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 「家庭・地域と学校の連携・協力」という言葉は、様々なところで耳にする。連携・協力という言葉には、まずは、家庭・地域、学校がそれぞれの役割を認識しその責任を果たす。そして、必要な時に声を掛け合うという意味が含まれている。

 例えば、本校では、三つの『命』に向き合ってきた。毎日の営みは『命』があってはじまるからである。

 一つ目の「命を大切にする」では、子どもを産んだ親の気持ち、他人に対してのやさしい気持ち等々。二つ目の「命を守る」では、災害や事件・事故から大人が子どもを守るということや自分の身は自分で守る等々。そして、子どもたちと学んでいる時に、三つ目として「輝く命、みなぎる命」も大切な『命』であることがわかってきた。

 ここで学んだことが、どこでどう生かされるかを考えた時に、家庭や地域での生活と大いに関わってくる。同じことは、家庭や地域側から見た時にもあるだろう。

これまでも、連携・協力を行うための話合いは、どの学校でもやってきた。『命』のみならず、様々な視点で情報共有を行い、効果はあった。

 ここで少し考えてみたいのが、「子どもの育成」について連携・協力からさらに踏み込んで協議し活動できないかという事である。つまり協働である。協働とはどちらかが他方に依頼して進めるものではなく、どちらも主体的に活動をしていくことを指すものである。

 その起爆剤となるのが、コミュニティ・スクール(以下、コミスク)と呼ばれるものだと考える。学校運営に地域や保護者が参画できる仕組みで、共に協議しながら特色ある学校づくりを進めていくことができる。

 同じ土俵で、共通の内容の協議を進めることで、今まで行ってきた連携・協力よりもさらに一歩踏み込んだ『協働』の感覚、そして「地域とともにある学校づくり」という意識が身についてくると考える。例に挙げた『命』の取組一つとっても、協働の認識が高まれば、さらにこれまで以上の効果はあがるだろう。

 このコミスクは学校主導で行うものでは決してない。公民館で行われた「新春の集い」で、教育長の「コミスク」導入の話に対して、「やろうぜ」という地域の声をとても心強く感じた。コミスクにすることは、家庭・地域と学校がさらに強固な関係で子育てしていくことにつながっていくと確信している。

 本校では、次年度コミスクにしていく方向で準備を進めている。

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