かつて地域の縁日で上演される大衆演劇はそこに住む人々の大きな楽しみであり、息抜きでもあった。古き佳き時代の地域の楽しみを復活し、交流の場を再興しようと、妻田地区の住民が、60年ぶりの素人芝居の復活に取り組んでいる。稽古はいままさに佳境。
10月12日(木)の妻田薬師縁日の余興(18時から)で上演奉納される演目は、「『目覚』〜ある家族の物語〜」。貧しい農家の5人家族の日常と村人や山道のお地蔵さんとの心の交流、農村風景が描かれている。
この芝居は、昭和30年代に妻田青年団(地域の奉仕団体)が妻田神社の縁日で公演していたもの。当時の台本を保管していた又村和夫さんらの提案で今年2月、この素人芝居を復活させようと動き出した。5月から台詞や動作など稽古を続け、9月からは当日舞台となる妻田薬師境内の特設舞台で稽古に励んでいる。
当時の台本(市場地区の故・小池正男さん原作・脚本)を現代風に改定したのは又村孝夫さん。主催は妻田薬師保存会(小島一郎会長)。妻田薬師縁日余興実行委員会(川島浩平実行委員長)が実施主体。舞台装置、美術、音響照明、衣裳メイクにいたるまですべてが、妻田地区12自治会員によるもの。地域への郷土愛と結束力に溢れた濃密な空間になること必至。
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