神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2012年11月23日 エリアトップへ

あす24日に市文化会館で中央会議を行う「クリーンよこすか市民の会」の広報部会長 上田 滋さん 公郷町在住 64歳

公開:2012年11月23日

  • LINE
  • hatena

「心の美化」を次の世代へ

 ○…「終わり無き活動」。クリーンよこすか市民の会の取り組みを、こう表現する。自分たちの町を自分たちの手で「クリーン」にするということは、ごみを拾うだけではない。あいさつ運動も積極的に行っている。何故か。あいさつが行き交う綺麗な町に、人はごみを捨てようとは思わないし、防犯にもつながるからだと力強く語る。大切なのは「心の美化」。それが住みよいまちづくりになると信じている。だからこそ、会員は横須賀市民なのだ。

 ○…クリーン運動がスタートした約40年前の横須賀の姿を教えてくれた。駅のホームから見えたのは、線路の敷石よりも多いタバコの吸殻だったという。マナーの向上や禁煙・分煙が広がり、しだいにポイ捨てタバコは見られなくなったが、本質はもっと単純で明快。「人の迷惑になることはやめましょう。ただそれだけのことなのです」。純粋な眼差しで想いを語る。

 ○…時代や社会状況によって、活動は増えてきた。例えば2003年に始まった開国花火大会。開催翌日の早朝に「市民の会」や町内会ボランティアなど600人以上が集まり結成したクリーン隊が、毎年ゴミを拾い集めている。また今年は京急バスの協力を得て、小中学生が作成したポイ捨て防止などを呼びかけるポスターや標語を、一部車両の広告枠に展示。活動の幅は広がっている。

 ○…それでも、基本姿勢は変えない。心をクリーンにし、子どもに誇れる姿をまずは大人が見せる。「地味だけど地域でコツコツ続けることが大切。やめたらそこで終わってしまいます」。この秋、自ら進んで奉仕活動に従事した人に与えられる「緑綬褒章」を受章した。だが、「(クリーンよこすかは)一人ではできない運動なので、皆さんで戴いた褒章だと思っています」と話し、協力してくれる町内会や企業などへの感謝の気持ちを込める。ぶれない姿勢で、今日もクリーンな町のために奔走する。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版の人物風土記最新6

鶴 ジュンさん

長井の活性化イベント「浜と丘とマーケット」を主催する

鶴 ジュンさん

長井在住 54歳

4月26日

三木 真理子さん

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める

三木 真理子さん

秋谷在住 

4月19日

今野 睦夫さん

横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した

今野 睦夫さん

二葉在住 82歳

4月12日

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

ピアニストとして地元で初のソロリサイタルを開く

美里 芽玖(みさと めぐ)さん

平成町在住 22歳

4月5日

佐久間 大輔さん

大阪市立自然史博物館の学芸員を務める

佐久間 大輔さん

三春町出身 56歳

3月29日

新谷 健(たけし)さん

娯楽劇を演じる市民劇団「浜の隠居の会ぷらす」の代表を務める

新谷 健(たけし)さん

鴨居在住 68歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook