空気の乾燥や暖房機器の使用など、火災が発生しやすくなる時季を前に、全国の消防署で11月9日から15日まで、「秋の火災予防運動」が実施される。その中、都筑消防署の取り組みについて松田康博署長に話を聞いた。
「まず注意を呼びかけたいのは、全国でも多い住宅での火災の予防です」と松田署長。コンロや食用油の加熱し過ぎなど、台所からの出火は誰もが注意すべきこと。また、節電への意識が高まる中、今年は石油ストーブを使用する人が増える見込み。「ストーブの上で洗濯物を乾かさないなど基本的なことに加え、一酸化炭素中毒にも気をつけて欲しい」と話した。万が一火災が発生した時でも気付けるよう、住宅用火災警報器の設置も促進している。
放火火災にも対策を
区内での今年の火災の発生状況は、全体件数で44件(10月16日現在)、前年比では20件増となっている。中でも、放火(疑いも含む)が原因となるものが昨年比9件増の12件と急増している。この状況に対し松田署長は、「放火を防ぐためには、ゴミはその日の朝に出すことや燃えやすいものを外に置かないなど、家の周辺の整理整頓が大切」と話している。
なお、この期間中は重点的に、消防総合訓練や防災指導会なども区内各所で行われ、避難訓練や初期消火訓練などが実施される。
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