市の読書活動活性化拠点校に指定されている区内中川西小学校(渡邉文子校長)で2月16日、「ゲド戦記」の翻訳者として知られる清水真砂子さんによる講演会が開かれ、約100人が来場した。
同校は昨年、今年度と読書活動活性化拠点校として、図書ボランティアによる学校図書館の活性化、各授業での読書活動に力を入れている。今回は青山学院女子短期大学の名誉教授で、児童文学に造詣の深い清水さんを迎え、「子どもの本のもつ力」と題した講演を行い、子どもと接する機会のある保護者や地域住民、同校教員などが熱心に耳を傾けた。
清水さんは長年の教師生活、大学の学生との付き合いを踏まえ、現在のいじめ問題や教育論について言及。「本を読むことは子どもたちのストライクゾーンを少し広げてあげることにつながります。子どもたちの世界は広く、素敵なことがたくさん待っています。私たち大人の役割はそれを伝えてあげること」などと語った。講演会を聞いた渡邉校長は「大人として子どもたちをどのように見るべきか、そして本と子どもをどうつなげていくべきか、そんなことを考えさせられるいい機会となりました」と話していた。
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