都大路で襷をつなぐ全国高校駅伝が12月22日、京都市の西京極陸上競技場発着コース(女子・5区間21・0975Km)で行われた。県代表として15年振り7度目の出場となった県立荏田高校(荏田南)は1時間8分40秒で9位に。7秒差で惜しくも入賞は逃したが、県の最高記録(1時間8分51秒)を更新する力走をみせた。
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荏田高は大舞台での経験豊富な双子の森田詩織、香織(3年生)を1、2区に置き、先行逃げ切りの布陣で臨んだ。レースは序盤から激しいデッドヒートを展開。1区森田(詩)選手は先頭集団に食らいつきトップと4秒差で2区へつなぐと、ケガから復調したばかりの姉、森田(香)選手も気持ちの走りをみせ、順位を落とすことなく襷をつないだ。続く3区木下選手は、関東大会での不調を覆すべく、1年生ながら区間5位の記録で3位まで順位を押し上げた。4区小川選手は、大舞台での経験が少ないながらも、自身の持てる力を発揮し、入賞圏内の6位でアンカーへ。後方選手の足音が聞こえる混戦のなか襷を受けた佐藤選手は最後まで諦めない力走をみせたが一歩届かず。全国入賞は来年以降への新たな目標となった。
大会を終え同校内藤篤史監督は「選手たちにとっては初めての全国。ベストが尽くせたし、悔やむようなレースではなかった。1年生にとっては貴重な経験となったはず」と前を向いた。沿道や競技場には学校関係者ら60人が駆け付け、声援を送った。
熱戦冷めやらぬ1月12日、再び京都を舞台に全国都道府県対抗女子駅伝が行われる。同校からは森田姉妹、佐藤選手がエントリーしており、神奈川の連覇に期待がかかる。
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