横浜市内の貴重な文化財が公開されている
横浜市指定の文化財を展示する企画展が横浜市歴史博物館（都筑区中川中央１の18の１）で開かれている。１月12日まで。観覧無料。
文化財を広く市民に紹介し、保存の重要さを知ってもらおうと企画された。展示されているのは、14年度指定の４件を含む６件。
「鶴見川流域の廻り地蔵」は、一体の地蔵を家から家へ順番に送り、滞在中は家で安置して祭る民俗行事。区内池辺町などで現在も続いている。平安時代後期の「木造観音菩薩立像」は、カツラの一材から彫り出した一木造りで、素朴で穏やかな表現で造像された。このほか、「木造薬師如来立像」「板曼荼羅」「曼荼羅本尊」などが公開されている。
また、「横浜の遺跡展」も同時開催。市内の遺跡群や古墳群から出土した土器や副葬品などが展示されている。開館時間は午前９時から午後５時。28日から１月５日は休館。問い合わせは同館【電話】０４５・９１２・７７７７。
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