都筑区読書活動推進・二十歳の都筑図書館記念事業として4月25日、都筑区役所でドイツ児童文学者の吉原高志氏による講演「異文化としての子ども」が開かれ、約70人が来場した。
講演に先立ち、同図書館の小山肇館長は「まさに20年前の今日、開館することができました。都筑の図書館は各区にある図書館の中でも特に利用率が高く、1日当たりの入館者数は平均して2500人、夏休みになると3500人以上の入館者を数えます。今後もみなさまにお役立てる図書館でありたいと思います」とあいさつした。
講演会では吉原氏が『モモ』や『もじゃもじゃペーター』などの作品に触れ、「普通なら排除されるものが児童作品や子どもたちの中にはたくさん入っています。私たち大人がくだらない、つまらないと思うものほど子どもたちにとっては面白いものだ」などと話し、児童文学のもう一方の魅力を伝えた。
20周年の軌跡をたどる
20周年特別展示として、24日から30日までの期間、区民ホールでこれまでの軌跡や活動を紹介した展示会も開催された。
ホールには、写真や年表などを展示したほか、都筑図書館にまつわるクイズ、3月に完成したばかりの「ブックマップ」なども置かれ、親子で立ち寄る区民の姿が多く見られた。また、誕生日に当たる25日には記念缶バッジを作るワークショップや、都筑の木「やまもみじ」の苗木の配布なども行われ、盛況だった。
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