「葉組み」作業を終え、出荷前のシクラメン
プレゼントや贈答品として人気のシクラメンが出荷のピークを迎えた。池辺町の園芸農家、元木園芸では、1年掛かりで育てあげた赤やピンクの色鮮やかなシクラメンが連日、大田区の花市場へ出荷されている。
「この時季が一番忙しい」。こう話すのは3代目の元木孝徳さん（30）。早朝5時からビニールハウスで作業を行う日々、葉が重ならないようにする「葉組み」の最終調整を妻の千草さん（27）と二人三脚で行っている。「大変だけど、一緒に手伝ってくれるから助かる」とほほ笑む。
人気の赤やピンク色を中心に、2色咲きのプルマージュなど約20種類を栽培。6号鉢を中心に４０００鉢以上が順調に育ったという。同園のシクラメンは過去に神奈川園芸協会会長賞や神奈川県知事賞を受賞したこともある。12月中旬頃まで販売予定。
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