区内で発生した2件の火災において発見・通報、初期消火を行ったとして2日、小林栄次都筑消防署長が区内在住・在勤の5人に感謝状を贈呈した。
1件目は、今年3月28日の午前0時ごろに荏田南の住宅で発生した火災。鈴木真帆さん(44)が助けを呼ぶ声に気付いて外に出ると、隣家から黒煙が出ているのを発見し通報した。真帆さんから火災発生を聞いた弟の航さん(29)は自宅の消火器を持って現場に向かい、消火活動を行った。
また、同じく近隣に住む渡邉洋子さん(53)も火災発生に気づいて消火器を手に駆けつけた。航さんの消火後だったが、電気ストーブからの出火を確認、初期消火にあたった。航さんは「炎が確認できなかったので助けられるのではないかと思った。感謝状をいただいて嬉しい」と話した。
もう1件は同月29日午前10時半ごろに中川で発生した火災。中川に事務所を持つ(株)サラグレースの伊藤奈々恵さん(27)は同僚3人と歩いていた時、事務所近くの飲食店から出火しているのを発見、通報。同僚の黒川和俊さん(50)は300m離れた自社まで消火器を取りに走り、隊員が到着する前に初期消火にあたった。黒川さんは「天井まで届くほど燃え上っていた。恐怖もあったが、店主の方に感謝され、勇気を出してよかったと思う」と話した。
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