江戸時代の家屋や茶室を備える都筑民家園が10月12日から、茅葺屋根の改修に伴い休館になっている。
民家「旧長沢家」=写真=を中心に管理棟や庭などで構成されている民家園は、1997年に開園。長沢家は都筑群牛久保村(現在の都筑区牛久保町)の旧家で、江戸の一時期、村方三役の名主役や組頭を務めていたとされている。
同園を管理するNPO法人都筑民家園管理運営委員会、岡本みどり事務局長によると、これまで主屋(45坪)と馬屋(8・75坪)の茅葺屋根の部分的な差し替えをした経緯はあるが、全面改修は初めてだという。
屋根に使用される材料は、文化庁指定の静岡県富士宮市にある朝霧高原茅場から刈り出されたススキなど。今月17日から足場を組み始め、調査後に葺き替えを進める予定。来年の2月頃まで休館の見通し。岡本事務局長は「20年に一度の改修なので、温かく見守ってほしい」と話している。
12月18日(日)に改修工事の見学会を予定。11月11日(金)から、同園(【電話】045・594・1723)は希望者の電話申し込みを開始。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|