都筑消防署(星野雅明署長)は11月4日、横浜市消防局航空隊、都筑消防団と連携し、ヘリコプターを使った大規模災害想定訓練を牛久保西公園で実施した。
市内33カ所ある飛行場外離着陸場に指定されている同公園。ヘリポートなど、飛行場以外での離着陸確認のために、毎年この時期に各区で同様の訓練が行われている。
当日は関係団体ら約60人が参加。訓練は地震などの大規模災害が発生し、ビル倒壊や道路陥没などにより、陸路が途絶えた想定で実施された。市が保有するヘリコプター「はまちどり2号」が登場すると、地元の女性消防団員が手で合図を送り誘導。着陸後、仲町台特別救助隊をヘリに乗せ、遠方へ派遣する想定訓練や負傷者役の消防署員を消防団員が手当てし搬送する訓練などが行われた。消防団員歴8年目の種村京子さんは「いつもの訓練は男性中心ですが、今回は女性が多く携われ、自分にもできる役割があることを知り、ためになった」と話した。
その後、見学に訪れた一般市民に機内が公開されたほか、写真撮影や機体説明なども行われ、公園内は多くの人でにぎわった。
星野署長は「大規模災害はいつ起こるか分からない。最悪の状況を想定して、日頃から各団体と連携して訓練をし、いざという時に生かしたい」と力を込めた。
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