津久井やまゆり園で発生した殺傷事件を受け、同園入居者が仮住まいをしている芹が谷園舎(港南区芹が谷)で3月18日、利用者の送迎や外出で使用される車両の贈呈式が行われた。
寄付を行ったのは都筑区在住の千葉昭夫さん、圭子さん夫妻。港北区で税理士事務所を営んでおり、東日本大震災の被災地にも足こぎ車いすを送るなどの支援を行ってきた。今回の寄付でも、世の中の役に立ちたいとの思いから寄付先を紹介してもらい、同園との話し合いを重ね、車の寄付に至った。
寄贈された車は10人乗りで車内には手すりなどが取り付けられている送迎タイプの車両。後部ガラスには「ともに生きる」と書かれた共生社会の実現を目指すステッカーが貼られた。
「嫌な事件も起きたが、忘れてはいけない。新しい車が施設の役に立てることを願っている」と昭夫さん。
圭子さんは「施設の中だけでなく、車を使って出かけることで行動範囲を広げてほしい。健常者と一緒に活動してくれるようになればいい」と話した。
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