「わっしょい、わっしょい」
川和町の小高い丘に位置する都筑ヶ丘幼稚園(柏木照正園長)では7月19日、毎年恒例の夕涼み会が行われた。
梅雨の晴れ間がのぞいた午後2時過ぎに、神輿の御霊入れの儀式が行われ、柏木園長や職員が参列した。その後、園児と親児の会、職員、父母らの一団が都筑ヶ丘住宅自治会周辺を「わっしょい、わっしょい」と大声を出しながら練り歩いた。
園児らのかわいい声に周辺住民も立ち止まり、携帯電話のカメラ機能で撮影をする場面も。
幼稚園を出発した神輿が再び園庭に戻ると会場は大きな歓声に包まれた。
園庭には櫓(やぐら)が設置され、川和上サ囃子連の太鼓演奏に合わせ、浴衣や甚平を身にまとった園児が盆踊りを楽しんだ。
さらに、かき氷など飲食の模擬店や縁日のゲームも並び、同園は夏祭りの雰囲気に包まれていた。
伝統を繋ぐ 虫送り
南山田で今月20日、毎年恒例となっている伝統行事「虫送り」が行われた=写真。南山田町内会(宮本誠一会長)と南山田虫送り行事保存会(齊藤一雄会長)が主催。
虫送りは江戸時代から続くとされ、害虫を松明の灯りで追い払い、米の豊作を願う行事。現在まで行っている地域は少なく、横浜市無形民俗文化財に指定されている。
南山田の虫送りで使用する松明は一本一本が地元の人による手作り。当日は午前8時から約10人の近隣住民が南山田会館に集まり、240本の松明を準備した。午後6時には集まった人が山田神社を出発。午後7時ころ、松明に火がつけられると参加者は「ヨーイヨイ」と声を上げ、まちを練り歩いた。到着地のなつみかん公園では、お焚き上げや獅子舞踊りが行われた。齊藤会長は「子どもがたくさん来てくれて活気がある。後継者を増やしたい」と話した。
えだきん商店会
荏田東のえだきん商店会(宮原勇貴会長)は7月19日、商店街内の郵便局前広場で「えだきん夕涼み会」を実施。近隣小学校の児童らがラムネやジュースなどを片手にイベントを楽しんでいた。
また、都筑まもる君焼きやフランクフルトなども販売され、行列ができていた。
「今後も人が集まる場づくりをしていきたい」と宮原会長は話す。
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