70周年記念式典子どもの部は児童が指揮をとり当日までに記念ソングやマスコットキャラクターの作成、校内の飾りつけなどを行った。全校生徒が、節目の年を盛大に祝おうと奮闘するなか、中心となって活動したのは5、6年生19人で結成された70周年委員と委員長、平野洸太君(小6)。「運動会や発表会どれも子どもが主体的でたくましい。卒業生として誇り」と話すのは、洸太くんの祖父で折本小1期生の平野勲さん(81)だ。
創立当時は全学年一クラス。農家の子どもが多く、学校から帰ると畑仕事をするのが日課。「イベントは遠足と学芸会くらいだった」という勲さんに「王子様役でしょ。学校に写真が飾ってあるよ」と洸太君。大熊町で一緒に暮らす二人は食卓を囲みながら学校に関する情報交換を欠かさないという。
「地域が教科書」と、まちでの学びを大切にする折本小。落ちているごみが多いと気づけば児童が町会長へ直接報告。一緒にごみ拾いを行った。「解決するために助けてくれて嬉しかった」と話す洸太君に「提言書みたいのを持ってくるものだから面食らってしまった。協力していこう」と勲さん。
式典では委員長挨拶、地域代表の乾杯挨拶と、お互い大役を任された。「原稿、覚えたよ。当日までのお楽しみ」「じいじは覚えるのに苦戦中」と顔を見合わせた。
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