大熊町在住の85歳、蛭田常夫さんが5月19日、金沢区の長浜公園で開かれた「かがやきクラブ横浜グラウンド・ゴルフ大会」(主催=かがやきクラブ横浜・横浜市老人クラブ連合会)で見事優勝した。
「今までこんな大きな大会で優勝するなんてまったくなかった。インタビューされるのも初めての経験」と笑顔を見せる蛭田さん。
同大会はグラウンド・ゴルフの市大会に位置付けられ、60歳以上が参加の条件。市内各区から3人が選抜され、54人が腕前を競った。
グラウンド・ゴルフは専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を数えるスポーツ。誰もが気軽にできる生涯スポーツとして全国に広がっている。
蛭田さんは74歳だった2010年、勤め先の人からのすすめで始めたという。今では週2回、「大熊お楽しみ会」のメンバーとして近所の大熊つつじ公園で練習に打ち込んでいる。一昨年には500人以上が参加した都筑区大会でも優勝し、80歳を超えてからメキメキと上達している。
大会当日はあいにくの雨で難しい条件。蛭田さんは序盤、思うようにプレーできなかったものの、25メートルの長いコースでホールインワンを出してからはその後もホールインワンを連発。「普段は人と冗談でも話しながらプレーをしている。この日は知り合いも少なかったのでプレーに集中できたのかもしれない」と勝因を分析する。
グラウンド・ゴルフの魅力はなんといってホールインワンの気持ちよさだという。「コツは集中力とコースを読むこと。そして力加減。力加減を間違えると、2打目が難しくなる」と力説する。
同大会の上位者は10月30日から開かれる「第33回全国健康福祉祭ぎふ大会」に選抜されるが、蛭田さんは家族との生活を考慮し、辞退するという。現在は6月6日に予定されている区大会に向けて練習に励んでいる。
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