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都筑区版 公開:2024年4月18日 エリアトップへ

特別養子縁組おしゃべり会 「子育てあるある」を一緒に 27日、ポポラで

社会

公開:2024年4月18日

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(写真はイメージ)
(写真はイメージ)

 特別養子縁組で子どもを迎えた家族同士の「おしゃべり会」が4月27日(土)、都筑区子育て支援センターポポラ(センター北駅ショッピングタウンあいたい5階)で開催される。午後2時から3時30分。会は、同じ境遇の家族同士が子育ての喜びや悩みを語り合う場として認知が広まっている。

 「おしゃべり会」を開催しているのは、荏田南に住む小野良さん(33)・由香里さん(38)夫婦。小野さん夫婦は2022年6月、養子縁組をあっせんする民間団体を通じ当時生後2カ月半の子を長男として迎え入れた。

 小野さん夫婦は、自分たちと同じように特別養子縁組で子どもを迎えた家族と知り合いになりたいとの思いから、ポポラにコミュニティの有無を問合せた。しかし確認できなかったことから、「ならば自分たちで募ってみようか」と始めることにした。

 22年12月に第1回を開催し、4月27日が7回目となる。おしゃべり会には多い時には9組が参加。毎回平均3〜4組の親子が集まるという。

 由香里さんは「『どこの病院で産んだの?』『母乳で育てているの?』など子育てをしている家族同士での何気ない会話の中で、子どものプライバシーのことを考え、葛藤や緊張を強いられる瞬間がある。この会では皆が同じ境遇なのでそれがない」という。

「前進する感覚」

 特別養子縁組は、さまざまな事情で生みの親(実親)とは暮らせない子どもを、自分の子ども(養子)として迎え入れる制度。実親との法的な親子関係を解消し、実子と同じ親子関係が結べる。実親の同意や養子の年齢、養子縁組成立前に半年間の監護を行うなどの条件を満たせば家庭裁判所の決定を受け成立する。性別や障害の有無などは選べない。

 小野さん夫婦は、特別養子縁組で子どもを迎える前、不妊治療を行っていたが、「これ以上続けると精神的に不調をきたすかも」と由香里さんが自身の不安を吐露。子どもが欲しい思いは夫婦で一致していたことから、良さんは養子を迎えることも選択肢であることを由香里さんに伝え、21年8月、民間のあっせん団体に申し込んだ。

 養子を迎えるには、事前に所定の面談や研修などを受ける必要があるが、「子どもが授かるか分からない不妊治療よりも、前進している感覚があった」と由香里さんは当時を振り返った。

 養子を迎えた両親にとって避けて通れないのが真実告知。その必要性について養子を迎える前にきちんと説明を受けるという。小野さん夫婦も2歳になる長男にはすでに告知している。

 「おしゃべり会」は、特別養子縁組の家族(子どもの年齢は不問)または特別養子縁組に興味のある人なら誰でも参加可。希望者はポポラ【電話】045・912・5135(火〜土曜午前10時〜午後5時)または下記2次元コードから。

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