ノロウイルス猛威振るう 市内7区で警報レベルに
毎年秋から冬にかけ、ノロウイルスなどにより流行する感染性胃腸炎。今年も11月下旬から患者数が増加していることを受け、県では12月9日から来年3月31日まで消費者や食品取扱営業者に対して「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令。手洗い、うがいの徹底や、調理工程における衛生管理に一層の注意を呼びかけている。
横浜市でも感染性胃腸炎の患者は急増している。市保健所の調査によると、12月2日から8日までの感染性胃腸炎の報告者数は約90カ所の定点医療機関で18・72人(平均値)が記録されており、警報レベル(20・00人)に迫る勢いだ。11月28日時点での報告者数は6・75人だったが、2週間で倍以上に。市内7区で警報レベルを上回っている。
また都筑区内では同期間内で13・75人と比較的少なかったが、隣接する緑区で22・00人の報告があるなど、警戒は怠れない。区でも広報で簡単な消毒液の作り方の紹介や、感染症に関するパネル展などで、被害の抑制に努めている。区福祉保健センターは「子どもや高齢者など免疫力の低い人たちは特に注意が必要。食品の生食にも気を付けてほしい」と話している。
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