日本を代表するトップスイマーとして活躍した中村礼子さん(32)。今回、自身も勝田小学校時代に出場したという「横浜市立小学校水泳大会」(横浜国際プール)にゲスト参加し、出場する1800人の児童たちを前にエールを送った。
今回本紙では、地元都筑に帰郷した元五輪選手の中村さんに大会の想い出や、将来五輪を目指す子どもたちに向けてのメッセージなどを聞いた。
――小学校水泳大会の印象はどんな感じですか?
「今回の様に呼んでいただいたのは平成21年以来でした。じつはこの時に、私が6年生の時に出した50mの大会記録が破られたんです(笑)。15年振りの更新というタイミングで私が参加したというのもすごいですね。あの頃を思い出すと(当時の会場が)屋外でしたので、すごく暑くて、でも友達に会えるし、とにかく楽しかったことをすごく覚えています。記録は泳ぐたびに伸びていた時期でもありました」
――横浜国際プールといえば、2002年のパンパシフィック選手権にも出場しました。
「はい、地元の会場でしたのでとても緊張して、全然ダメでした。決勝にも上がれませんでしたから、苦い思い出となっています。今にして思えば、2001年から2003年は不調続きで、自分でも何とかしようともがいていた時期でした。でもそういう時こそ強くなるチャンスです。自分の経験からいっても、この時の頑張りで差が出ます。『まあいいや』と諦めてしまうのではなく、『悔しい』と思うことがとても大切。どんなすごい選手も必ず経験するものだと思います」
――普段、都筑に来ることはあるのですか?
「東京に住んでいますが、近いので時間があれば来ることもあります。この間も4歳の長女と一緒に国際プールに来て泳いだばかりです。遊びで来たのは初めてでしたが本当に楽しかったですし、改めて国際プールってすごいいいなって思いました」
――思い出の場所は?
「学校に通う時にいつも通っていた「せせらぎ公園」(新栄町)です。ここも子どもを連れてたまに訪れますが、高校やスイミングクラブに通っていた頃を思いだしてとても懐かしいですし、好きなところです」
――2020年は東京五輪を迎える年です。
「色々なことをたくさん経験して、成功や失敗の中から何かを見つけてほしい。たとえ失敗しても悔しさをバネにして力に変えてほしいと思います。そして、五輪は憧れの場所ではありますけど、本人が目指したいと思わなければ行けない場所でもあります。感動的な場所ですので、小さい時に描いていた夢を大切にして、頑張ってください」
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