自身が掲げる「皆働社会」をテーマに講演する大山さん
折本小学校（折本町１３２１）で10月30日、同校ＰＴＡ（齋藤健一会長）による講演会が行われ、約１００人が参加した。
講師に招かれたのは、国内シェアの３割を占めるダストレスチョークメーカー、日本理化学工業株式会社の大山泰弘取締役会長。同社の従業員は７割が知的障害者。知的障害者多数雇用企業を成功させたとして、全国各地で講演している。
当日は大山さんが登壇し、「人は誰かに必要とされることで幸せを感じる。労働によってそれが得られるなら、知的障害者を一人でも多く雇用したいと思った」などのきっかけ、環境づくりの工夫などを話した。その後も「幸せな人生は人の役に立つこと」をテーマに講演し、来場者は静かに耳を傾けていた。
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