お釈迦様の生誕を祝う花まつり(灌仏会(かんぶつえ))が4月11日、南山田の大善寺(石川和弘住職)で行われた。厳かな雰囲気の中、檀徒らはお釈迦様の像に竹柄杓で甘茶をかけ、手を合わせた。
自家製の甘茶を栽培する大善寺。世話人を中心に近隣の住民など約60人からなる甘茶会が毎年7月中旬ごろ茶葉を摘む。摘んだ茶葉は、水分を含ませた後、揉んで乾燥させるという作業を繰り返すとおいしくなる。花まつりに欠かせない甘茶を自家栽培で賄う寺は全国でも珍しいという。
花まつりはこの時期に各地で催される行事。一般的には、お釈迦様が誕生したといわれるルンビニーの花園に見立てた花御堂を作り、釈迦誕生仏を安置する。像に甘茶をかけるのは、生誕間もないお釈迦様に甘露の雨が降り注いだという話によるもの。石川住職は「熱心に来ていただきありがたく思います。今年も美味しいお茶が作れるようみなさんのお力添えをいただければ」と話した。
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