横浜市は部局の再編を行い4月から「国際局」と「医療局」を新設した。事業内容や今後の取り組みなどについて新局長に聞いた。今回は医療局の城博俊局長。
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―医療局はなぜ新設されたのでしょうか。
「団塊の世代が後期高齢者となる2025年まで10年。市内では10年後、65歳以上の高齢者人口が約100万人になると予測されています。多くの高齢者が医療を必要とする時代がすぐそこまで来ている状況で、今後は在宅医療・療養が重要となってきます。医療局は限りある医療・福祉・介護資源の中で、ギャップが生まれないよう計画・調整する役割を担います。医療政策・総合調整機能の一層の強化と市立病院事業と一体となって政策的医療を充実することを目的にしています」
―具体的な今年度の取り組みを教えてください。
「大きくは4つです。まずひとつ目は超高齢化社会におけるロードマップとなる『横浜版地域医療ビジョン』を策定します。2つ目は地域医療連携の推進を見据えICT(情報通信技術)の活用へ向けた検討を進めます。3つ目は昨年、制定されました『がん撲滅対策推進条例』を受け、各種がん対策について取り組んでいきます。4つ目は市民病院の再整備事業です」
―最後に市民にメッセージをお願いします。
「医療は市民の関心が非常に高い分野です。超高齢化社会の中で医療の在り方は前例のない新たな挑戦です。医療資源は無限ではなく市民の皆さまのご理解とご支援が不可欠です。ご協力お願いいたします」
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