神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2016年1月21日 エリアトップへ

桐蔭学園高 継続ラグビーで全国準V 2年ぶり「花園」で躍動

スポーツ

公開:2016年1月21日

  • LINE
  • hatena
準優勝を果たしたメンバー
準優勝を果たしたメンバー

 第95回全国高校ラグビーフットボール大会に神奈川代表として出場した桐蔭学園高校=青葉区鉄町=が11日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で行われた決勝戦で東海大付属仰星高校(大阪第一代表)に31―37の僅差で敗れ、初の単独優勝を逃した。2年ぶり4度目の準優勝。

 決勝は2年前の同大会と同じ顔合わせとなった。東海大仰星は、前回の対戦で14―19と惜敗を喫した因縁のライバル。完全アウェーの雰囲気の中、齋藤直人主将(3年)を中心に自分たちの強みである継続ラグビーを展開し、最後まで戦い抜いた。

 前半3分に先制トライを許すなど序盤は我慢の時間が続く。徐々にペースを掴むと前半20分に左ラインアウトからFWがサイド攻撃を仕掛け、最後はプロップの石田楽人(3年)が左中間に体をねじ込みトライ。 

 流れを引き寄せた桐蔭学園は4分後、攻撃を18回続けて相手防御を翻弄し、センターの齊藤大朗(2年)が逆転トライを奪った。その後1トライを返され、2点離されて前半を終える。

 後半、守備システムを変更した東海大仰星を攻めあぐね、逆に失点を重ねてしまった桐蔭学園。15点差となった後半26分、15人が一体となった攻撃で再び石田が右中間に潜り込みトライ。

 齋藤主将のゴールも決まり、8点差に迫る。しかし、後半28分に東海大仰星にトライを奪われ、点差は13点に。残り時間を考えると、逆転は難しい状況になった。

「らしさ」出し切る

 この時、齋藤主将は円陣を組み全員に呼びかけた。「ボールを大事にしてトライを取って終わろう。今できることをやりきろう」

 ロスタイムになり、プレーが切れれば試合終了という状況の中、時間にして3分以上、28回に及ぶ連続攻撃を仕掛け、最後は石田がインゴールに飛び込んでトライ。「自分たちの強みをしっかり出すことができた」と力強い走りで何度も相手守備を崩したプロップの高北卓弥(3年)は振り返る。齋藤主将のゴールも決まり、6点差。ノーサイドの笛が鳴り響いた。

 「ここでは圧倒的な力をつけなければ勝たせてもらえない」と藤原秀之監督。最後まで仲間を鼓舞し続けた齋藤主将は涙を拭い、言葉を絞り出した。「たった一つのミスでもトライにつなげられてしまう。そこを意識して取り組んでほしい」。頂点を目指す戦いは、後輩たちに引き継がれた。
 

報告会も開催

 12日には準優勝報告会が同校で行われ、藤原監督と選手たちが報告を行った。同校の平岩敬一理事長は「今回の結果をバネに、それぞれ成長していってほしい。学園の誇り、感謝したい」と労った。齋藤主将は「自分たちの力は出し切れた。応援に感謝したいです」と話していた。

 また、メンバーは13日に黒岩祐治県知事を表敬訪問。黒岩知事は「最後の最後まで前へ進み、ギリギリでトライした姿に心から感動した」と選手らを称えた。

前半24分、相手防御を突破しトライを奪ったCTB齊藤
前半24分、相手防御を突破しトライを奪ったCTB齊藤

都筑区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

桜並木にブックカフェ

桜並木にブックカフェ

19日、ほおずき公園

5月2日

動画で配信、都筑の魅力

動画で配信、都筑の魅力

1階、2階で放映中

5月2日

モザイクでコンサート

モザイクでコンサート

4階で5月5日、6日

5月2日

キウイの花、開花

折本園

キウイの花、開花

例年より1、2週間遅く

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook