振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして12日、横浜銀行港北ニュータウン南支店(茅ケ崎中央3の1)の高田実さん(55)と佐多智子さん(53)に都筑警察署の新村晃一署長が感謝状を贈呈した。
先月10日午後1時頃、ロビーで勤務していた佐多さんに85歳の女性から「積立通帳から全額下ろしたい」という申し出があった。その額約1000万円。不審に思い、佐多さんは「現金で持ち歩くのは危ない」と声掛けを試みた。
しかし女性は一貫して現金の引き出しを希望したため、上司の高田さんに相談。振り込め詐欺の可能性が高いと判断、警察に通報し、駆けつけた警察官の説得によって事なきを得た。
今回の手口は、都筑警察署の警察官を装った人物が「あなたの口座が狙われている。早く引き出すように」という電話をかけてくるというもの。さらに、通話直後に区役所職員を名乗る別の人物から電話があり、銀行や警察内部にも犯人の協力者がいるため、注意されても信用しないようにと警告されたという。
「女性が被害に遭われなくてよかった」と佐多さん。高田さんは「日々様々なケースがあり、中には本当に現金の引き出しが必要な人も当然いる。お客様の財産を守る意識を高く持っていきたい」と話した。
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