捕まえたアメリカザリガニを茅ケ崎公園自然生態園(茅ケ崎南)に持っていきザリガニ名人になろう―。
生態園内の環境や自然を守る活動を行っているNPO法人茅ヶ崎公園自然生態園管理運営委員会は、区内の水辺や公園などで個人が捕まえたアメリカザリガニを引き取る企画「めざせ! ザリガニマスター」を5月からスタート。ザリガニの数に応じて10級(10匹)から5段(4500匹)まで、生物のイラストが描かれた15種類の「ザリガニマスターカード」と交換できるイベントだ。
生態園では10年以上前から園内のため池に生息しているアメリカザリガニやオオクチバスなどの外来種を駆除し、古くからその地域にいた在来種のドジョウやトウヨシノボリ、エビ類などを増やす取り組みを続けてきた。同園の調査結果からも、外来種を駆除し続けるとエビ類が増え、コイ科魚類なども増加することが判明。
そこで、区内の公園や水辺でもザリガニを駆除すれば生態系に変化が現れると推測し、同運営委員会が12年の夏からザリガニマスターの企画をスタートさせた。
1000匹超が1人
生態園の亀田さやか事務局長によると、昨年1年間の引き取り数は6054匹、これまでの合計数は1万3868匹となる。参加者は200人以上で、主に近隣の小学生らが中心だが、親子で取り組むケースも多いという。中には1000匹以上を捕獲した2段が1人、500匹以上の初段が7人いる(※16年4月22日時点)。
引き取ったザリガニは冷凍保存され、野毛山動物園(西区)で飼育されているワニやカメなどのエサになるほか、生態園内の田んぼにまく肥料として再利用される。引き取りは10月までの日曜日。午後1時から4時まで。(問)生態園【電話】045・945・0816
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