駐日ボツワナ共和国大使館員らが5月23日、茅ケ崎中学校を訪れ、同国の歴史や文化を知ってもらおうと「国際理解教室」を行った。3年生の男女約290人が参加した。
教室では、ジェイコブ・ディー・ンカテ大使がボツワナの歴史や産業について説明したほか、他の外交官による話などが行われ、生徒たちは熱心に耳を傾けていた。
ンカテ大使は「ぜひ観光でだけでなく、働きに来て欲しい。ボツワナをより理解できるから」と呼びかけた。ペメロ・テレケロ一等書記官は外交官の仕事について「自分の文化と同様に他国の文化も尊重できるようにならないと。自分の文化に誇りを持っているのと同じように」と生徒に語りかけていた。教室の最後には、同国の言葉、ツワナ語を紹介し、テレケロ書記官が生徒に身振り手振りを交えながら指導していた。
参加した安藤莉紗さん(14)は「写真をスライドで見せてもらったけど、笑顔でみんな楽しそう。これを機にボツワナのことを発信できたら」と声が弾む。
同国は横浜で行われた2008年の第4回アフリカ開発会議を契機に都筑区と交流を開始。茅ケ崎小と同国のベン・テマ小児童が描いた絵の交流展覧会や食文化に関する体験型セミナーなどを通して交流を深めてきた。
また、同日には都筑区と駐日ボツワナ共和国大使館が同国の独立50周年記念事業を連携して実施することや市民の交流と相互理解を促進していくとする「共同発表」に署名した。
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