神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2016年9月8日 エリアトップへ

基準値超え指定廃棄物 年度内に区内6校も移管 鶴見区の汚泥センターへ

教育

公開:2016年9月8日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は8月29日、福島第一原子力発電所の事故に起因する一定の基準値を超えた、放射性物質を含む指定廃棄物(※)を今年度中に北部汚泥資源化センター(鶴見区)へ移管することを決めた。同廃棄物は市内の公立17校の敷地内に保管されており、区内では市内最多の6校に未だ置かれている。

 区内の保管校は南山田小、都筑小、東山田小、茅ケ崎東小、東山田中、早渕中の6カ所。指定廃棄物は、校舎に降った雨水をトイレの洗浄水として再利用する「雨水利用施設」に溜まった汚泥で、ドラム缶の中に保管されている。原発事故後、5年以上が経過した今も、市内18区のうち、7区の公立小中学校と1区の特別支援学校に合計約3t分あるのが実情だ。

 市は6月下旬の市放射線対策本部会議で「学校以外の保管場所を選定するにあたっての確認事項」について話し合い、候補地選定の6条件を示していた。先月29日の同会議で鶴見区の北部汚泥資源化センターを移管先に決定した。

 約3tの指定廃棄物のほか、市立26校にある汚泥約7t、保育園などで発生したマイクロスポットの土壌も搬出。市は今後、保管庫を新設した上で、学校の冬休みか春休みを利用して、今年度内に指定廃棄物などの搬出作業を行う。新設される保管庫は床面積約100平方メートルの平屋建てで、高さ約3・6m程、地震や津波の影響を考慮した建物になる。

 指定廃棄物を学校で保管している自治体は、全国で横浜のみ。同廃棄物はそもそも、国が責任を持って処理を行うとされているが、最終処分場のめどが立たず学校での保管が長期化していた。市教育委員会事務局は移管に関わる費用について「国や東電に費用負担を求める」としている。

 学校外への移管を市に訴えてきた市民団体、学校・保育園の放射能対策横浜の会(樋口敦子共同代表)は「2年前から声を上げてきた。搬出先が決まって、すっきりした」と話した。

都筑区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

桜並木にブックカフェ

桜並木にブックカフェ

19日、ほおずき公園

5月2日

動画で配信、都筑の魅力

動画で配信、都筑の魅力

1階、2階で放映中

5月2日

モザイクでコンサート

モザイクでコンサート

4階で5月5日、6日

5月2日

キウイの花、開花

折本園

キウイの花、開花

例年より1、2週間遅く

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook