東山田工業団地内の企業を訪問する社会科見学「まち探検」が10月27日、同団地内で行われ、東山田小学校(菅原惠市校長)3年生111人が参加した。
これは、団地内の企業、(株)スリーハイが「子どもたちに自分が住む地域にある企業を知ってほしい」と4年前に開始した取り組み。現在は、協賛企業らと協力して先月立ち上げた「(一社)横浜もの・まち・ひとづくり」(男澤誠代表理事)の活動として実施している。
当日、生徒は4グループに分かれて団地内を巡り、衣料品加工メーカーの(有)動夢企画などを見学した。
今回は砥石の製造を行う(株)いずみ砥石など5企業が初参加。そのうち、東急バス(株)東山田営業所では、業務主任の橋本将臣さんが、整備士、運転士、事務の三つの仕事があることなどをクイズ形式で説明した=写真。
また、同営業所に収容されるバス全74台の1日の走行距離は約8千キロと説明されると、「すごい」と子どもたちから驚きの声があがった。質疑応答でも積極的に手が上がった。「大変なことはなんですか」という質問に、橋本さんが「雪の日は遅れてしまうので大変。バスを待っている人のために、タイヤに滑り止めを付けて動かします」と話すと真剣に聞き入っていた。
その後、バスに乗車して洗車機を通る体験も行われ、生徒は楽しみながら企業への理解を深めていた。
男澤代表理事は「参加企業が増え、新しい輪が広がった。企業側も『技術を伝えたい』と熱心になってくれて嬉しい。これからも続けていきたい」と話した。
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