献花する戦没者遺族会の会員ら
都筑区戦没者遺族会（皆川健一会長）は11月18日、第22回都筑区戦没者戦争犠牲者追悼式を区社協の活動拠点「かけはし都筑」で開催した。
当日は同会の会員や畑澤健一都筑区長、連合町内会自治会長、都筑区選出の議員など約70人が参列し、戦没者を悼んだ。黙とうや献花が行われたほか、区長からは追悼の辞が述べられ、参列者らは神妙な面持ちで耳を傾けた。
同会を代表し皆川会長は「今年で終戦から71年が経った。尊い命の犠牲のもとに戦後、日本は平和を維持し繁栄をしてきた。戦争の深い悲しみを風化させてはいけない。後世の若い世代に戦争の悲惨さを語り継いでいく事が私たちの責務です」と式辞を述べ、平和を願った。
父親を戦争で亡くしたという70代半ばの女性は「私が生後半年で父親が亡くなったので、顔は覚えていない。私たちの子どもの代になって、戦争があった事がどんどん薄れていく。高齢化が進み、参列者が少なくなっていくのは寂しい」と話し、戦争を次世代に伝える事の大切さを感じると同時に会員の高齢化を憂えた。
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