青葉区出身のテニスプレイヤー、大橋麗美華（れみか）さん（13）＝荏原湘南スポーツセンター所属＝が、盛田正明テニス・ファンド（ＭＭＴＦ）の２０１７年度長期奨学留学生として選ばれ、１月13日にアメリカへ渡航した。
ＭＭＴＦは将来、プロテニスプレイヤーとして世界のトップ選手と戦い、勝ち抜くことができる選手の育成を目的とした財団で、出身者には錦織圭選手らがいる。奨学留学生に選ばれるとアメリカのフロリダ州にあり、各国から有望な選手が集まる「クラブメッドアカデミー」に滞在し、世界有数のコーチ陣から指導を受けることができる。
大橋さんは小学生時代から海外遠征で好成績を残すなど頭角を現し、２０１６年度に初めてＭＭＴＦの奨学留学生に選ばれた。昨年渡米した時には、ＵＳＴＡジュニア大会16歳以下女子のシングルスで優勝したほか、初めてのツアーとなったＩＴＦジュニアのエクアドル大会18歳以下女子のシングルスで準優勝、ダブルスで優勝するなど優秀な成績を収めている。
奨学留学生として２年目となる大橋さんは、現地の学校であるモーニングサイド・アカデミーに編入し、英語などを学びながら、クラブメッドアカデミーで１日６時間練習するなど12月までテニス漬けの生活を送ることになる。
あざみ野ローンテニスクラブに入会した５歳の時からウィンブルドン優勝を目標に掲げる大橋さん。昨年１年間の生活を「ここの環境で頑張れば世界一の目標に手が届く。練習ばかりの生活だったが、つらいと思わず、充実していた」と振り返り、今年については「ＩＴＦジュニア世界ランキングを上げ、世界スーパージュニア大会に出場することが目標」と話していた。
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