横浜環状北西線のトンネル部分を掘削する巨大シールドマシンの発進式が先月27日、工事現場である緑区北八朔町の発進立坑ヤード内で開催された。首都高速道路(株)(宮田年耕社長)と横浜市、施工業者の安藤ハザマ・岩田地崎・土志田・宮本土木建設共同企業体、大成・佐藤・東洋特定建設工事共同企業体が主催。
当日は宮田社長や平原敏英横浜副市長、都筑区連合町内会自治会の村田輝雄会長など主催者、来賓含め約160人が参加。宮田社長は「これまで培った技術力を生かし、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、早期整備に全力を尽くす」とあいさつした。その後、関係者らによりシールドマシンの発信ボタンが押され、拍手喝采の中、巨大掘削機が静かに動き始めた。
外径約12・6m、重さ約2000tの2台のシールドマシンは、これまで横浜市内で使用されたものとしては最大。緑区北八朔町から都筑区東方町の約3・9Kmを地上への影響を最小限に抑えるシールド工法で1日約16m掘り進む。
横浜環状北西線は先月18日に開通した高速神奈川7号横浜北線と第三京浜が交差する横浜港北JCTと東名高速道路の横浜青葉IC間をつなぐ、全長約7・1Kmの自動車専用道路。東名高速道路から大黒ふ頭までは現在、横浜町田ICから保土ケ谷バイパス経由で約40分から60分要していたが、横浜青葉IC〜北西線〜北線を経由すると所要時間が約20分と短縮され、物流機能の向上が期待される。
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