元神奈川県警巡査で現在は、池辺町の大日本プロレスに所属する植木嵩行(たかゆき)選手(25)が11日、都筑警察署(鑓溝裕也署長)を表敬訪問した。
鑓溝署長と植木選手は川崎署勤務時代の上司と部下の関係で、今回の対面は植木木選手が署を退社した5年半ぶりに実現した。
植木選手は2010年に川崎駅前交番に配属。柔道2段の腕前を生かしパトロール中、不審な男に投げ技を繰り出し、強制わいせつ容疑で現行犯逮捕したこともある。プロレスラーを目指すきっかけは、2011年に川崎署の次長と観戦した大日本プロレスの試合。大柄なレスラーが、血を流して戦うデスマッチに衝撃を受けた。「自分もやってみたい」と興奮は冷めることなく、観戦の翌日に辞表を提出した。
鑓溝署長は「おとなしい性格だったから、ずっと気にしていた。こんなに大成して驚いた。努力したんだな。今後も警察の経験を生かし頑張ってほしい」とエールを送った。植木選手は「警察時代があったからこそ今の自分がある。これからもプロレスでまちを盛り上げていきたい」と話した。
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