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Q.親知らずが痛みます…今から抜けますか?
A.まず、親知らずとは、第3大臼歯や智歯とも呼ばれ、18歳頃〜20代に生えてくる前歯から数えて8番目の奥歯のことです。上下合わせ4本全て生えてくる人もいれば、生まれつき生えてこない場合もあります。
『親知らず=(イコール)抜くもの』と思われがちですが、「抜くケース」と「抜かないケース」に分かれます。まず、抜かない場合は、真っ直ぐキレイに生えている状態で、なおかつ腫れや出血がなく、虫歯もない状態であれば抜く必要はありません。親知らずは、他の奥歯に代わり移植が可能なので、痛みもなく健全な場合は取っておきます。
一方、抜いたほうが良いのは、親知らずが斜めに生えてきたり、横向きの状態で歯茎に埋っていて、隣の歯を押しているケースです。このような親知らずは歯磨きがとても難しく、食べ物のかすが溜まりやすいため虫歯や歯肉炎、口臭の原因になります。さらに、親知らずの生え方によっては、前方の歯に圧力がかかり、歯並びや噛み合わせが悪くなる原因になります。疲れて免疫力が低下した時に腫れたり、疼いたりする人は一度、診てもらったほうが良いでしょう。
ほとんどは1日で抜くことが可能で、手術時間は簡単なケースであれば10分〜15分程で済みます。しかし、強い痛みや炎症が著しい場合や骨粗しょう症の治療薬を使用中の方は手術を一定期間見送ることもあります。
何れにしても、動脈や神経が近くを通る親知らずの抜歯は難易度が高いため、歯科口腔外科のかかりつけ医に相談しましょう。私は横浜総合病院(歯科口腔外科)と併せ、年間300本程、手術していますので様々な症例に対応しています。
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