印融法印500回忌法会 三會寺で5月12日
三會寺(さんねじ)(港北区鳥山町730)で5月12日(土)、印融法印500回忌三會寺法会が行われる。この法会は、横浜出身の名僧として知られる印融法印の遺徳をしのび、改めてその意思をつなげていくことを目的としている。
永亨7年(1435年)に武蔵国・久保(現緑区三保町)に生まれ、京都や奈良、高野山で修行を積んだ後に関東に戻り、著作活動や弟子の指導に尽力した印融法印。日本最古の百科事典と言われている「塵袋(ちりぶくろ)」の書写は国の重要文化財に指定されている。永正16年(1519年)8月に入寂したと言われており、墓所の三會寺と観護寺(緑区小山町677の9)は、横浜市史跡となっている。
印融法印にゆかりのある港北・緑・青葉・都筑・鶴見・神奈川区の高野山真言宗寺院31ヶ寺で構成する「駕牛会」は、入寂から数えて500回忌に合わせて昨年10月から関連行事を行ってきた。
50人以上の稚児行列
当日は午前10時30分から稚児行列を実施する。金棒を先頭に50人以上の稚児行列が続くほか、雅楽(笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき))が演奏される。11時より庭儀理趣三昧法会(ていぎりしゅざんまいほうえ)が行われる(共に見学自由)。
また、7月20日(金)〜9月2日(日)の期間に「印融法印パネル展」を横浜市歴史博物館で実施。
9月17日(月)には観護寺にて「法要付庭儀理趣三昧舞楽法会」(午後1時〜)が行われる予定。
|
|
|
|
|
|