南山田の伝統行事「虫送り」が今月21日に行われ、区内外から約７００人が参加した。南山田町内会（宮本誠一会長）と南山田虫送り行事保存会（齊藤一雄会長）が主催。
江戸時代から続くとされる「虫送り」は害虫を松明の灯りで追い払い、米の豊作を願う行事。現在まで行っている地域は少なく、横浜市無形民俗文化財に指定されている。
午後７時、約２４０本の松明が点灯すると辺りは幻想的な雰囲気に。参加者は「ヨーイヨイ」の掛け声をあげ、まちを歩いた。最後は松明をお焚き上げし、獅子舞踊りなどが披露された＝写真。
齊藤会長は「伝統が途絶えぬよう、後世に魅力を伝えたい」と話した。
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