全国高等学校定時制通信制体育大会の自転車競技大会がこのほど、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開催され、星槎国際高等学校 横浜鴨居学習センター(池辺町)3年の瀬川林巨(しげみ)さんが「20Kmロードレース」で41分41秒を記録し、優勝を果たした。
「20Kmロードレース」には、全国各地からエリアごとの予選を勝ち抜いた57人の選手がエントリー。通常この競技は30Kmのタイムを競うものだが、当日は天候が乱れ、朝から土砂降りの雨。出走時間が押すだけではなく、30Kmだったコースは20Kmへと変更された。瀬川さんは「距離が短くなると全体のペースが上がる。落車に巻き込まれないように意識した」と突然の変更にも冷静に対応。雨の中スタートすると、後続を一気に突き放し、自転車の強豪校、神奈川総産の選手との一騎打ちに。互いに、コースの緩急を生かした駆け引きを繰り返し、最後の上り坂で勝負をかけた瀬川さんが1位でゴールした。「最後の駆け引きに勝てて良かった。しっかりと前を見て走ることができた」と喜びを語る。
朝5時半から練習
中学時代の先輩に自転車競技を勧められ、高校2年の冬、初めて競技用自転車を購入。地元千葉県のレーシングチームに所属し、練習に没頭すると、徐々に頭角をあらわし、今年5月に行われた神奈川県高校定時制通信制大会では「4000m速度競争」「1Kmタイムトライアル」で優勝。今大会の1週間前からは、朝の5時半から走り込みを行い、本番に備えてきた。
目指すはプロ選手
プロ競輪選手になることが目標。日本競輪学校への入学を目指し、練習を重ねている。「周りの応援が力になっている。期待に応えたい」と話す。
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