区民の防火・防災意識を高める取り組み、都筑区消防出初式が1月6日、都筑公会堂と区役所駐車場で開催された。主催は区消防出初式実行委員会（村田輝雄委員長）。
毎年、年初めに行われる新春の風物詩。第一部の式典では防火・防災に貢献した個人や団体、企業などを表彰。勤続30年の優良消防団員や消防功労者など１１７人と9団体が表彰された。
村田委員長は来賓への感謝、挨拶を述べた上で「昨年は多くの自然災害が発生した。区内でも9月の台風24号で住宅の屋根や農家のビニールハウスなどが壊され、改めて自然災害の猛威を知らされた。災害はいつ発生するかわからないので地域で自助・共助の減災対策を進めたい」と話していた。その後、中野創区長や区選出議員が祝辞を述べた。
第二部は区役所駐車場にて神港鳶職組合が古式消防演技を披露。伝統の木遣りやまとい振り込みを実演した。また、垂直に立てられた竹のはしご上で妙技を見せるはしご乗りの姿＝写真上＝に観客から大きな拍手が送られていた。
そのほか、横浜市消防音楽隊「ポートエンジェルス１１９」によるドリル演技も行われた。
圧巻の一斉放水
出初式の最後、第三部では消防隊や救助隊、はしご隊の隊員らが消防演技を実演。ロープを使った人命救助や区庁舎壁面の降下訓練などを披露した。最後に消防団らによる一斉放水演技で出初式を締めくくった。
フィナーレの一斉放水演技
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