アジア初開催のラグビーワールドカップ(W杯)2019の出場国の国歌を歌って海外のラグビーファンを日本人がおもてなしするプロジェクト「スクラムユニゾン」という取り組みがある。ラグビー元日本代表主将の廣瀬俊朗さんが旗振り役で実は、都筑区在住の村田匠さん(32)が歌唱担当の一人として活動している。W杯期間中の取り組みなどを取材した。
「友達になれる」
ラグビーW杯にはアイルランド、ニュージーランド、トンガなど日本を含む20カ国が参加。「10カ国語。話せなくても、歌うことはできる。」をコンセプトに19カ国の国歌を聞いた村田さんがカタカナで発音できるように書き起こし、さらに、動画投稿サイトで参加国の国歌を披露している。
音楽グループ「カルナバケーション」で作詞、作曲、ボーカルなどを担当する村田さんは「音声翻訳で言葉を一つずつ確認しながら、音を聞いて、書きだした」と作業を振り返る。「トゥ」か「トォ」など細かい発音の違いなどは、ジャパンラグビートップリーグに参加している外国人選手や監督にその発音の仕方や表記を確認した。「より正確な情報でおもてなししたかった」と村田さんは話す。
日本対ロシアの開幕戦、東京スタジアムでロシア国歌を披露すると大きな輪ができた。「ロシア人の喜ぶ顔を見てスクラムユニゾンのパワーを感じた。国歌で本当に友達になれる」とその体験を語る。11月1日のウェールズ対ニュージーランドの3位決定戦は臨港パークのファンゾーンで、南アフリカ対イングランドの決勝は横浜国際総合競技場で国歌を歌う予定。
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