地域コミュニティ型の子どもホスピスとしては全国で2カ所目となる施設が11月21日、横浜市内に開所する。命にかかわる病気で療養生活を送る子どもや家族を支える拠点となる。
開所されるのは、金沢区六浦東の「横浜こどもホスピス〜うみとそらのおうち」=写真。認定特定非営利法人横浜こどもホスピスプロジェクト(田川尚登代表)が運営する。
利用対象となるのは小児がんや神経筋疾患、染色体異常などLTC(ライフ・スレッテイニング・コンディションズの略)といわれる生命を脅かす疾患や病態、早期の死を免れることが困難な病気の子どもとその家族。施設のコンセプトには▽子どもと家族が、生き生きと過ごせる場所▽家族一緒に、子どもたちの「やりたい」「やってみたい」を叶える場所▽家族一緒に、楽しい想い出がつくれる場所--の3つを掲げた。
施設ではホスピスや小児緩和ケアに関する勉強会やワークショップ、地域行事への参加などを実施し、地域貢献や啓発活動にも取り組むという。
横浜市は市有地を30年間無償で貸し付けるほか、開所後5年間は年間500万円を上限に事業費の一部を補助するとしている。
問い合わせは同プロジェクト(【電話】045・274・8686)へ。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|