所得税等の確定申告の相談および受付が2月16日から始まる。期限は3月15日まで(所得税等や贈与税)。国税庁は自宅などから申告可能なオンラインによる「e―Tax」の利用を推奨する。一方で、相談会場の利用者には混雑を回避するために昨年から入場整理券を導入。今年も実施する。
確定申告期間に税務署が設ける相談および申告会場の入場には、昨年から入場整理券が必要となった。整理券の事前発行は、国税庁LINE公式アカウントを友だち追加することで可能(「トーク」から「相談を申し込む」を選択し、税務署・希望日時を選択)。
整理券は会場での当日配布もあるが、状況により入場できない可能性もある。
税務署ではe―Taxの活用を推奨するが、例年、会場からのオンライン申告も多く、税務署はポスターやダイレクトメールなどで自宅からの申告の広報にも力を入れている。
前年比25%増
例年2月中旬から3月15日までを期間とする所得税等の確定申告。昨年はコロナ禍の影響により申請期限が1カ月ほど延期された。
昨年(2020年分)の申告人数は全国で2249万人となっており、12年以降ほぼ横ばい。その内、自宅などからe―Taxで申告した人は789万9千人となり対前年比で25・3%増となった。国税庁は、スマートフォンによる申告対象範囲の拡大にも力を入れており、より一層のオンライン申告がしやすい環境整備を進めている。
確定申告に関する相談は、期間中に税務署が設置する会場のほかにも、税理士会などが相談会を実施している。
確定申告に関する情報は国税庁のウェブサイトで確認できる。
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