横浜北部で全国を舞台に活躍する若手アスリートを取材し、強さの秘訣やスポーツにかける熱い思いを取材した。第四弾は桐蔭学園中等教育学校２年の竹内陵晴さん。
昨年11月に行われた神奈川県中学生ハンドボール新人大会で初優勝し、今年３月末に富山県で行われる全国大会への切符をつかんだ。キャプテンとして部をまとめ、全国の舞台を見据えている。
勉学に忙しく、部活動は週３日までと決められている同校。平日２日は１時間半から２時間、土曜日のみ３時間半という練習時間は他校と比べて多くはない。だからこそだらだらせずに「濃い練習」がモットー。基本を大事にしつつ、実戦形式の練習で結果を出した。
競技は中学生から。小学生時代にスポーツの経験はなかったが、友人の勧めもあって入部。「ハンドボール自体よく知らなかった」と笑うが、チームスポーツの魅力にどっぷり。コロナ禍で練習できなかった時も動画を参考に体を動かすなど練習再開に向けて準備してきた。それが初優勝への大きな力に。
青葉区在住で、通学はカスタムしたロードバイク。好きな勉強は数学の幾何と話し、アメリカのポートランドで過ごした経験から、将来は海外で働きたいと夢を語る。
「全国で３勝」が今の目標。優勝とは言わず、正しい現状分析の上、努力すれば届く目標を掲げる。「明確で、細かい目標設定をすることで、やるべき練習がはっきりする」。心に留めている言葉は「自分の行ったことの結果は、必ず後から付いてくる」。春に向けて努力を重ねる。
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