神奈川県住宅供給公社と一般財団法人若葉台まちづくりセンターはこのほど、スロープを用いて段差を解消するなど、肢体不自由の障害者に向けた「車いす使用者向け賃貸住宅」の完成を発表した。3月16日(土)から入居募集を開始する。
既存の部屋を改修
若葉台団地では、高齢化に伴う空き部屋増加が問題となっており、利活用の動きが進んでいた。一方で、若葉台には障害者就労施設や特別支援学校など、障害者の受け皿となる施設が点在。今回の部屋は、多様な人が共存できるまちづくりの一環となる。
部屋は、既存の賃貸住宅を改修したもの。玄関から室内までの段差をスロープで解消し、トイレを洗面所と一体化してスペースを確保、室内のドアを開き戸から引き戸に改修するなど、車いす使用者が暮らしやすい住宅を目指した。
担当者は「既存の住宅のバリアフリー改修は構造の制限があり難しく、今回の事例は珍しい。改良にあたり、車いすの人にモニターしてもらうなど、当事者の声を反映するよう努めた。今回の住まいづくりで、障がい者が自立するきっかけになれば」と話した。
今回募集するのは3戸。浴室に浴槽のあるものと、シャワー室になっている2タイプがある。
3月16日からは、若葉台住民の優先枠として一次募集が、4月13日(土)からは一般向けに二次募集が開始される。入居の問い合わせは若葉台まちづくりセンター【電話】045・921・3361。
旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
横浜市会 新議長に自民・鈴木太郎氏5月21日 |
|
|
|
|
<PR>