チャレンジドカップ 共働舎のパンが大賞に 障害を持った4人で参加
障害のある人たちとその支援者によるパン・菓子つくりコンテスト、チャレンジド・カップの決勝大会が11月26日、国際フード製菓専門学校(西区)で開催され、社会福祉法人開く会共働舎(中田西・【電話】045・802・9955)の「自家製小麦を使った3種のベリーとナッツのパン」がパン部門の大賞に輝いた。
自立に向けて努力する障害を持っている人たちの励みになればと、NPO法人NGBCが03年から隔年開催されているもので5回目。今回は全国から64チームの応募がある中、2回の審査を通過したパン部門と焼き菓子部門の各8チームが技を競いあった。
決勝大会に毎回エントリーされる同会は、3回大会から秦野市で栽培した自家製小麦をパンづくりに使用。今回は障害を持った4人が製粉、焼き上げなどすべての工程を担当した。
生地の軽量をした石原秀隆さん、切れ目を入れた及川俊文さん、成形した小林麻衣さん、機械(発酵)管理の水谷真也さんの4人は「緊張したが楽しかった。金メダルを取れるとは思わなかった」と振り返り、大賞受賞を喜んだ。
受賞作は小麦の香りにベリーの酸味がアクセントになったシンプルなパンで、外皮のカリカリ感と中のやわらかさが楽しめる。同会内のShop花郷(はなむら)で1日に15本ほど、昼前に焼き上がる。
同店の営業時間は10時30分〜17時。12月26日(月)〜30日(金)はイベントを予定している。受賞作はないが、パンの一部は泉区役所でも火曜の11時45分〜13時に販売している。
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