伊勢山小3年 外山君の絵がトラックに 蒸気機関車を描いた作品
(一社)神奈川県トラック協会による「夢を運ぶトラックデザインコンテスト」で中学年の部・最優秀賞を受賞した、外山大路君(伊勢山小学校3年)の絵がラッピングされたトラックが3月5日、同小で披露された。
同協会がトラックを身近に感じてもらおうと毎年開催している同コンテスト。14回目の今年度は県内約900の小学校から3万318通の応募があり、最優秀賞に低学年、中学年、高学年の3人が選ばれた。
外山君の作品「じょうききかんしゃ」は京都の梅小路公園で幼いころに見て印象に残った蒸気機関車を描いたもので、インターネットで調べて出てきた写真を見ながら描き、背景は想像して付け足した。この作品が「キャンバスから出るくらい勢いがあるもの」という同協会の選定基準の一つに合致し、評価された。
トラックを目にした外山君は、「最初は小さいサイズ(A3)で描いたから、自分の絵が形になってびっくりした。嬉しい」と大きな絵を前に笑顔をみせた。他の児童らもトラックを一目見ようと集まり、大きな歓声が上がった。
同コンテストに毎年参加している同小は今年度、50作品を応募。芳原勝美校長は「他の子どもたちの良い刺激になる。視覚から学び取ることが出来る絵は素晴らしいので、今後も続けていきたい」と受賞を喜んだ。
外山君の絵がデザインされたトラックは、つしま運輸有限会社(鎌倉市)の所有で、同協会に加盟している約2300社のうち、各最優秀賞者の学校に近い企業から選ばれた。
最優秀作が描かれたトラック3台は今後5年間は使われる予定。同協会広報課の嶋貫激さんは「このトラックは他と同様に街なかを走るので、5年間のうち、どこかで出会うこともあるかもしれない。楽しみにしていてほしい」と話した。
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