「青春」を絵に込め 新橋町の中村さんが個展
思い出や記憶を花から想起し、繊細なタッチで表現――。新橋町の中村博之さんが描いた花の水彩画、45点を集めた個展「青春ルネッサンスII」を県民共済ギャラリー(中区)で開催している。
「一生テレビの前で過ごすのはつまらないと思っていたとき、青春時代に描いていた絵を思い出した」と、60歳の定年を迎え、再び筆を持つことを決めたという中村さんが、自身の「青春」を込めた作品を披露する。
水彩画教室で講師から講評を受け仲間たちと刺激し合う中で、「広いところで作品を見てみたい」という妻、栄美さんの後押しもあり開催に至った。
絵は模写だけではなく「あの時のあの色、など昔の情景を思い出し、記憶の中の花」を加えた作品もある。中村さんは、見る人がそれぞれの人生を花に重ね合わせるといい、「震災で被災した人に届けたい」との思いで、開催を3月に決めた。
開催は3月24日(月)まで、午前10時〜午後5時(最終日は4時)。問い合わせは中村さん【電話】045・811・2357。
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